コクシジウムという寄生虫、知っていますか?

コクシジウムってなんだかご存知ですか?

聞いたことある方、ない方、それぞれだと思いますが、コクシジウム…猫の寄生虫なんです。
そんなコクシジウムの危険性や、寄生されてしまった場合の対処法をお伝えします!

コクシジウムってどんな寄生虫?

コクシジウムは原虫の一種です。

原虫だなんて普段聞かない名前ですが、原生生物という生物の分類の中でも病原性の高いものを指します。

原虫の中のグループとしては、大きい括りになりますが、危険で有名な感染病、マラリアと同じグループに属しています。

このタイプの原虫は、人間を含む動物全般に対して重大な疾患を引き起こす可能性が…。

コクシジウムは猫だけでなく、犬、うさぎにも寄生する寄生虫でもあります。
(人間にうつったというのは今のところ無いようです。)

ペットとして飼われる動物につきやすい寄生虫なので、種類が違うからうつらない、なんてことはありません。
複数の種類の動物が家にいると蔓延することがあるので注意が必要です!

どんな猫がかかりやすい?

上記では「重大な疾患」などと書いていますが、もともとは非常に弱い寄生虫です。

危険度が高い回虫や条虫と違い、寄生されたとしても猫自身の免疫力で抑え込むことが可能です。
これは他の寄生虫とかなり違った症状の特性で、生涯にわたって症状が発現しない…なんてこともあり得ます。

入手経路にもよりますが、お迎えした猫は日和見感染していると思っていてもいいと思います。
日和見感染:普段の状態では病原性が出なくても、何らかの原因で、体力・免疫力が低下したときにかかる感染症や病気のことを指します。

弱い寄生虫ということから、欧米では動物病院で駆虫されないことが多いそうです。
欧米で育った猫は基本的に持っていると考えてよいでしょう。

うんちなどを介して伝染していくので、特に野良猫や、元野良の保護猫は持っている確率が高くなります。

たとえ感染したとしても、免疫力次第で病状が出ないことの方が多いので、健康な猫であれば気にする必要はありません。
…が、風邪を引いたり、食欲がなかったり、免疫力が落ちるきっかけがあれば発現するので注意が必要です。

症状は?

主に下痢、血便、食欲不振です。

サナダムシのように、目で見て判断できる寄生虫ではないので、気付くのに時間がかかる場合があります。
そして、検便しても確認が難しい場合があり、何度も検便してやっと見つかった!というケースもあるそうです。

一緒に暮らしている猫・犬・うさぎ…など種類を問わず動物間で伝染すること可能性があります!

下痢・食欲不振が長く続いたり、血便が見られるようであれば、すぐにかかりつけの動物病院で診察を受けましょう!

検査・治療方法は?

検査方法は、検便一択です!

治療方法は投薬がメインです。

うちの場合は、駆虫薬と、腸内環境を整える整腸剤で治療を行ないました。
駆虫薬はサルファ剤か、知名度は低いものの高い駆虫効果を持つバイコックスが主流です。

多くの動物病院ではサルファ剤を採用しています。
サルファ剤での治療は効果的ですが、効果が出て完治に至るまでに2週間程の時間を要します。

下痢症状が出ている場合は、他の薬剤では体内に吸収されずに排出されてしまう…なんてこともありますが、サルファ剤自体が浸透性が高いのでその心配はあまりしなくても良さそうです。

下痢症状が酷い場合は注射で対応することもあるそうなので、病院の先生に相談してみましょう。

サルファ剤はもともと抗菌薬ですが、コクシジウムに有効ということで寄生虫に応用されているそうです。

続いてバイコックスの話ですが、こちらの薬はもともと家畜用です。
牛や豚に使用される薬で、犬や猫を専門とする動物病院が使用を始めたのは結構最近の話だそうです。

1回の投与でかなり高い駆虫効果を発揮します。

その代わり、かなり苦いらしいです…

日本では浸透し始めたばかりという印象ですが、海外ではサルファ剤に代わる薬としてメインで使用されています。

今ご紹介した対コクシジウム用の駆虫薬は、どちらも副作用が少ないと言われています。
病院での治療方針によって、どの薬を使用するかが変わってきます。

どちらも試したことがありますが、飲ませやすさだけで言えば、サルファ剤の方が苦くなくて飲ませやすいという印象です。

はるとさくの場合は1回のバイコックス投与で駆虫されなかったので、サルファ剤の安定感はよかったなと思っています。
ねこさんの体質によっては、効果が出やすい出にくいはあるかもしれませんね!

治療と通院の費用は?

1週間に1度通院していたので、そのたびに検便をしてもらっていました。
病院によって恐らく金額が大きく変わると思いますが、病院にかかった際の料金を公開します!

治療明細はうちのキジ白(はる当時1.5kg)を例に挙げています。
便検査代 500円
駆虫薬(サルファ剤)1500円
体重100gにつき100円加算っぽいです。このときの体重は1.5kgでした。
ちなみに1.3kgだった黒猫のさくの薬代は1300円です。
整腸剤 1300円(これは特に価格変わらなかったので、費用は一定なのかもしれません)

今回、コクシジウムの話をしましたが、これからは回虫・条虫などの様々な寄生虫のことも調べて記事にしていきたいと思います!

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